学生紹介2021.10.1

【学生紹介】高知 大輔さん(大学院栄養学研究科食品栄養学専攻 食資源利用学部門 博士前期課程1年生)を紹介します。

私は、栄養学部フードデザイン学科を卒業し、栄養士の資格を取得した後、現在、大学院に進学し、食資源利用学部門で食品の機能性や食料資源確保の追求に関連した講義を受けたり、以下のような研究を行っています。卒業後は、修得した専門的知識や実験技術を活かし、人々の健康や幸せにつながる食品開発に携わりたいと思っています。

現在の研究は、イチゴを材料に低温処理時に誘導される新規なタンパク質の役割を明らかにすることを目的に行っています。イチゴの栽培において特に重要な花芽の形成は、温度や日長など環境の変化に影響を受けることが知られています。特に低温に応答して花芽が形成することが知られていますが、そのメカニズムについてはまだよく分かっていません。現在行っている研究は、タンパク質分子の役割を明らかにする基礎的なものではありますが、これらの研究成果は、新品種の作出や新しい栽培技術の開発につながるものだと考えています。

写真は、実験している研究室の様子です。DNAの電気泳動をする装置や無菌培養するためのクリーンベンチなど分子生物学的実験ができる設備があります。また大学院生には、専用の勉強部屋があり、コンピューターも自由に使うことができます。普段は、この部屋で研究計画を立てたり、関連する論文を読んだり自由に過ごしています。

発信部署:栄養学部