大学からの進学者のほか社会人・研究者など、幅広い層の修学が可能

甲子園大学では2学部ともに大学院研究科を設けています。大学での研究をさらに深めたい、
より高度な知識を得たいという学生のほか、社会人や研究者も多く在籍しています。

栄養学研究科

本研究科では、生活習慣病の予防をはじめ、
食生活に関した「健康科学」に関する
研究を行っています。

栄養学研究科つの特長

博士前期および後期課程

高度な教育・研究を行う博士前期課程(2年)および後期課程(3年)があり、それぞれ修士(栄養学)、博士(栄養学)の学位が授与されます。

2領域4部門

博士前期および後期課程ともに、栄養学領域に基礎栄養学と応用栄養学部門、食品学領域に食品分析科学と食資源利用学部門を設け、多様化する現代社会の要請に応えようとしています。

幅広い研究内容

担当教員の研究内容は、分子レベルの食品分析、細胞レベルの代謝、個体レベルの栄養、集団レベルの栄養調査など、幅広い分野を含み、院生は対応する多彩な研究手法を学びながら、研究を進めます。

柔軟な教育課程

社会人の方が学びやすいように、B方式(卒業論文、職業経験または入学後の展望に関するプレゼンテーション)の入試制度、長期履修学生制度、研究指導時間の柔軟な対応が可能となる特例制度を設けています。

栄養学研究科のポリシー

博士前期課程

ディプロマ・ポリシー

栄養学研究科は、次に掲げる能力を身につけ、かつ、所定の単位を修得した大学院生に対して、主査および副査による論文審査、公開の論文発表会と審査委員による口頭試問を行って、可否を判定し、修士(栄養学)の学位を授与する。

  • 現代社会が抱える食と栄養の課題に対する学識を修め、課題解決のための実験・調査技法を身につけている。
  • 他者との議論の中で研究を発展させ、的確な結果を導いて提示・発表するとともに、修士論文としてまとめることができる。
  • 身につけた専門的知識と技術を、社会的な問題の解決に還元することができる能力を備えている。
カリキュラム・ポリシー
  • 現代社会が抱える食と栄養に関する課題を、広範な視野を持って俯瞰するとともに、高い倫理的な見地から理解させる講義を配置する。
  • 諸課題に取り組むため、栄養学および食品学領域の専門的知識と技術を学び、社会に還元できる能力を身につけられる科目を配置する。
  • 研究内容や学識について、整理要約して第三者に提示するとともに、他者との議論の中で発展させることができる演習科目を配置する。
  • 教員の指導の下、自らの研究課題に対し、実験・調査を行い、結論を導き、修士論文としてまとめる科目を配置する。
アドミッション・ポリシー

甲子園大学大学院栄養学研究科博士前期課程では、以下の要件を満たす人を受け入れる。

  • 食料生産や栄養学、食品学に関連する知識・経験を有している。
  • 専門的な学識や技術を活かして社会に貢献することを目指している。

博士後期課程

ディプロマ・ポリシー

栄養学研究科は、次に掲げる能力を身につけ、かつ、所定の単位を修得した大学院生に対して、主査および副査による論文審査、公開の論文発表会と審査委員による口頭試問を行って、可否を判定し、博士(栄養学)の学位を授与する。

  • 現代社会が抱える食と栄養に関する問題から、自ら研究課題を設定する洞察力、創造力を有している。
  • 課題解決のための研究計画を立案し、栄養学的、食品学的な専門的知識と技術を用いて実験・調査を遂行し、その成果をまとめ博士論文として公表することができる。
  • 身につけた知識と技術を能動的に社会活動や教育活動として還元できるとともに、学術界の指導者としての能力を身につけている。
カリキュラム・ポリシー

現代社会の抱える食と栄養の問題に関して自らが設定した課題を、栄養学的、食品学的な知識と技術を用いて、教員の助言の下で能動的に研究し、自立した研究者として解決できるよう、見識、洞察力、創造力を養うことができるカリキュラムを配置する。

アドミッション・ポリシー

甲子園大学大学院栄養学研究科博士後期課程では、以下の要件を満たす人を受け入れる。

  • 基礎栄養学、応用栄養学、食品分析科学、食資源利用学のいずれかの部門における博士前期課程を修了、もしくはこれと同等の栄養学、食品学関連の深い知識・経験を有している。
  • 大学や企業および各種の試験研究機関において活躍できる自立した研究者、教育者を目指すとともに、社会活動や学術研究を積極的に推進する指導者を目指している。

心理学研究科

本研究科では現代社会に生きる人びとの
「こころ」の問題を研究しています。

心理学研究科つの特長

臨床心理士+公認心理師

臨床心理学コースでは、臨床心理士と公認心理師の両資格の受験資格を取得することが可能です。当研究科は、臨床心理士資格認定協会より臨床心理士養成の第1種指定校として認定されています。また、2018年4月より公認心理師対応カリキュラムがスタートしました。

少人数教育

臨床心理士資格を持つ専任教員6人に対し、定員8人の院生を受け入れ、専任教員がマンツーマンに近い体制で指導します。院生それぞれの資質も考慮に入れながら、きめ細かい指導を行っています。

豊かな実習プログラム

質・量ともに豊富な実習の機会を提供しています。①学内実習施設での豊富な担当ケース(修了までに4~5ケースを担当することが多い)と、心理検査の機会(WISCやK式を中心とした検査と報告書作成)②多彩な学外実習の機会(精神科病院・クリニック、教育関係など)

多くの研修機会

授業以外にも多くの研修の機会を提供しています。以下はその例です。①臨床集中研修会(OB参加の1泊研修会)②心理臨床セミナー(外部講師による研修会)③合同事例研修合宿(徳島文理大学、鳴門教育大学との合同研修会)

社会人が学びやすい

これまで、かなりの数の社会人の方が本大学院で学んできました。社会人向けに、次のような制度があります。①入試:外国語の代わりに小論文を選択できます。②長期履修制度:通常2年の大学院博士前期課程を、授業料は2年分のまま4年以内で修了する制度です。

心理学研究科のポリシー

博士前期課程

ディプロマ・ポリシー
  • 臨床心理学又は心理学を中心とした高度な専門知識について深い理解を持っていると同時に心理学以外の領域についても学び、物事を幅広い視野から深く考えるために役立てることができていること。(知識)
  • 臨床心理学又は心理学の知識を通して人間と社会への深い理解、さらに、社会人として求められる倫理観や責任を持ち、他者とともに専門職業人として協働できる能力を有していること。(態度)
  • 臨床心理学又は心理学の知識を通して他者とのコミュニケーションスキル、データや資料を読み取る能力、情報処理能力などの技能を獲得していること。(汎用性技能)
  • 総合的な学習経験と創造的な思考力の集大成として修士論文を提出していること。
カリキュラム・ポリシー
  • 臨床心理学と心理学コースに関わる現象について、 科学的に探究し、問題を発見・解決していける高度専門職業人を養成するために、 講義科目、 演習科目、 実習科目からなるカリキュラムを配置する。
  • 自らの専門に対し複眼的な思考と視点を持ち、柔軟に取り組むことができるように「インターディシプリナリー研究」科目を配置する。
  • 公認心理師及び臨床心理士として必要な専門的知識と技術を修得するための科目を配置する。
  • 修士論文は、演習科目において実施した研究をもとに新たな知見について公表することを必修とする。
アドミッション・ポリシー

臨床心理学あるいは心理学及び関連した分野の問題に、強い関心を持つと共に、豊かな人間力を持ち、人々の幸福の向上に取り組む真面目な態度と情熱を持っている人を求める。

博士後期課程

ディプロマ・ポリシー
  • 心理学に関する最新の知見と考え方、対象としている社会的な問題とその周辺的な課題について専門的な知識に基づき、科学的な探究が行えること。(知識)
  • 心理学についての未開拓、未解決な課題を解決するための研究を行い、関連する学問分野や社会に新しい知見を提供できるようになること。(態度)
  • 心理学について、独自の研究計画・方法・知見を見出し、心理学分野に新しい知見を提供できること。(技能)
カリキュラム・ポリシー
  • 指導者・研究者として自立していくための高度な知識と技術の習得、態度の形成に必要なカリキュラムを配置する。
  • 博士論文作成に向けた研究指導を第一の目的とし、それに関連する学会発表や論文投稿についても積極的な指導を行う。
  • カリキュラムの学びのほかに、指導者・研究者としての経験を積むことを奨励する。
アドミッション・ポリシー

「人間」の心についての専門的な知識や技能を持って、人や人間関係等に生じる様々な課題に取り組むことに強い関心を持っており、修得した知識や技能を教育・研究・実践に生かし社会で活躍することを目指している人を求める。