RESEARCH THEME 研究テーマ

趣味や常日ごろ抱いている疑問など、在学生の研究テーマは身近なこと。
心理学の観点から深く掘り下げたその成果が人生の糧になります。

RESEARCH THEME

大学生におけるネガティブイベント後の
成長過程に関する質的検討

心的外傷後成長(PTG:PosttraumaticGrowth)に関して研究しています。PTGとは「自分の人生観や価値観を揺るがすような体験により促される人間的な成長」のことです。私は、PTG体験の「語り」に着目し、成長度合いが高い人と低い人、両者の過程を知ることでその相違の要因は何かを検討しています。きっかけは、同じ体験をしてもトラウマになる人、ならない人がいることに興味を持ったからです。面接調査では人が困難を経て成長した体験を聞き、「自分も頑張らないと」と感銘を受けました。研究は大変ですが、ネガティブな出来事の聞き取りに協力してくださる方がいたからこそできたことです。感謝の心を忘れずに取り組むことが大切だと感じられたのも、やりがいや気づきになりました。今後ネガティブな体験や壁にぶつかった際、この研究を道しるべとして少しでも成長につなげられたらと考えています。そして、自分の弱い部分を受け入れ、自らと周りの人を大切にできる人になりたいと思います。

徳永 琳 さん

心理学部
現代応用心理学科 4 回生

徳永 琳 さん
香川県立丸亀高等学校出身

〈研究と関連の深い科目〉
専門ゼミ、健康・
スポーツ心理学特論2

RESEARCH THEME

テレビゲームへの没入の強さと
一人称 / 三人称視点変換能力との関係

ゲーム依存を題材に研究しています。ゲーム依存は、「のめり込み=没入」と「やり込み=没頭」の両面でとらえられます。さらに私は自己視点から別の視点への変換能力が、ゲームへの没入に関係すると考えました。きっかけは、私自身がゲームを通してふるまいや感じ方の多様なプレイヤーと出会い、そうした相違は人の視界を忠実に再現したFPP(一人称視点)と、キャラクターの背中越しに見る世界に自らを投影するTPP(三人称視点)というゲームをプレイするときの視点の切り換え方に関係するのでは、という疑問を抱いたからです。世界ランキングを保持するほど好きなゲームが題材なので、モチベーション維持にもつながっています。ゲームには内受容感覚やミラーニューロンシステムといった幅広い心理学の知識が関係しそうだとも思いました。研究結果によりゲーム依存を減らすだけではなく、集中力の向上や、計画の実行性を育むのに役立つだろうと考えています。

上村 壮友 さん

心理学部
現代応用心理学科 4 回生

上村 壮友 さん
報徳学園高等学校出身

〈研究と関連の深い科目〉
発達心理学、生理心理学

RESEARCH THEME

ファッションの関心度と
独自性欲求

ファッションへの関心度と独自性欲求との間にどのような関係が見られるのかについて研究しています。独自性欲求とは、自分が他者とは異なった存在でありたいと思う欲求のことで、その欲求の強弱は人それぞれです。私は、もともとファッションに興味があったため、ファッション関連の研究がしたいと思い、このテーマを選びました。研究では、どのような尺度を使って調査をするかを考えたり、学生のみなさんに調査に協力していただくなど大変な面もありましたが、調査結果を分析してみると、男性・女性で違いが見られたり、自分が予想していた結果とは違ったものが出たりしたところが興味深く、とてもやりがいを感じました。将来の夢は、やはり大好きなファッションに関する仕事に就くことです。お客さまの役に立つファッションの情報やコーディネートの方法を大学での学びも活かしながら提供していきたいと考えています。

尾崎 綾子 さん

心理学部
現代応用心理学科 4 回生

尾崎 綾子 さん
甲子園学院高等学校出身

〈研究と関連の深い科目〉
社会心理学

RESEARCH THEME

大学生のネット依存と
人間関係に関する研究

大学生におけるインターネットへの依存度が、人間関係にどのような影響を及ぼすのかを研究しています。具体的には、ネット依存度が高い人ほど、リアルな人間関係に乏しいのか、それともネット依存度が高い人ほど良好な人間関係を築いているのか、といったことを調べています。研究のきっかけは、インターネットの急速な普及により、報道などを通じて、ネット依存の症状や様々な問題などを目にするようになったことです。現代の大学生のネット依存の状況を掘り下げてみることで、少しでも社会における問題解決の糸口がつかめるのではないかと思い、この研究テーマを選びました。質問紙調査の結果を分析していますが、自分が立てた仮説とは全く異なる結果が出たときには、特に研究の面白さを感じています。今回の研究を通して人間関係についてより深く学び、今後の生活にも活かしていきたいと思います。

西山 健太 さん

心理学部
現代応用心理学科 4 回生

西山 健太 さん
鹿島学園高等学校出身

〈研究と関連の深い科目〉
人間関係論

公認心理師資格

公認心理師は、平成29年9月に施行された、心理職に関する日本ではじめての国家資格です。
心の健康問題(メンタルヘルス)に社会の注目が集まる中、
医療保健、教育、福祉、産業、司法など
幅広い領域で「心理の専門家」としての活躍が期待されています。

学生01

甲子園大学で
公認心理師をめざす!

公認心理師の資格を取得するには、まず大学と、多くの場合大学院での単位修得が必要です(詳しくは下の説明を参照)。
甲子園大学では、積極的に公認心理師資格に対応したカリキュラムを整備しています。
以下の4つのポイントは、本学で公認心理師を学ぶメリットです。一緒に公認心理師をめざしましょう!

POINT01

経験豊かな講師陣

さまざまな領域で豊富な経験をもつ講師陣が授業を担当します。公認心理師の有資格者は7名おり、気軽に質問したりすることもできます。

POINT02

学部カリキュラムとの互換性

公認心理師に必要な科目は 広範囲に渡りますが、学部のカリキュラムの中で無理なく修得できます。

POINT03

大学院も併設

本学には公認心理師資格に必要な科目を整備した大学院があり、スムーズに学びの段階を進めることができます。

POINT04

臨床心理士資格も取得可能

大学院は臨床心理士の第1種指定校として認定されていますので、「臨床心理士」の受験資格を同時に取得することもできます。

学生02

公認心理師資格の取得方法

公認心理師資格を取得するには、学部で決められた25科目を修得し、
その後大学院で決められた10科目を修得するか、特定の施設で2年以上の実務経験を積むことが必要です。
その上で、国家試験を受験して合格することで取得できます。

公認心理師資格の取得方法フロー

4年制大学の
学部実習を含む25科目を
修得して卒業する

必要な科目を備えた大学院
450時間の実習を含む10科目を修得する

国が定めた、必要なプログラムを備えた施設
2年以上の実務経験を積む(まだ少数)

国家試験受験

合格

公認心理師登録

大学院・研究室[ 心理学研究科 ]  
大学院では何を学ぶ?

心理師(士)を養成するための
職業訓練が中心です。

高校生のみなさんにとっての大学院は、公認心理師や臨床心理士の資格を得るために必要なところ、といったものでしょう。大学院は、学部で学んだ学問をさらに深めるために設置されていて、博士前期(修士)課程2年と博士後期課程3年があります(資格に関係があるのは前期課程のみ)が、この間ずっと研究に打ち込む、というイメージが強いのではないでしょうか。甲子園大学心理学研究科には心理学コースと臨床心理学コースがあり、前者はこのイメージに近いものです。一方臨床心理学コースは、これに加えて、心理師(士)になるための訓練の場、という性質が強くなります。心理学的な支援を行う上で必要な知識を身につけるだけではなく、カウンセリングという「実技」がある程度できるように訓練をすることが主体となってきます。実習の機会を通じて繰り返し自分を見つめることになり、相当ハードな時間となりますが、意欲のある人はぜひ挑戦してください。

実習室風景