理事長・学院長メッセージ
「食」と「こころ」を究め、
社会に活力を与える人間の育成を
甲子園大学は、健康増進及び食の諸問題に寄与することを目的として1967( 昭和42 )年4月に栄養学部を開学し、管理栄養士養成課程を設けました。その後、2011( 平成23 )年に「こころ」の視点から現代社会の諸問題や人間生活のあり方を解明、寄与することを目的として心理学部を開設し、現在は2学部3学科及び大学院に2研究科を擁する大学として社会のニーズに応えています。
本学は学校法人甲子園学院の校訓三綱領「黽勉努力」「和衷協同」「至誠一貫」を建学の精神として人間形成を行い、専門的な知識と技能を学ぶ最高学府を目指して発展してきました。少子高齢化・高度情報化・グローバル化が進行し、変動の激しい社会の中で、学生のみなさんは逞しく生きていく力を身に付けなくてはなりません。その目的を達成するため、本学では人間教育の原点に立ち、積極的で協働志向の高い人間の育成に向け努力を傾注しています。本学から地域社会に、そして世界に向け有為な人材が数多く巣立たれることを願っています。
甲子園学院理事長・学院長
久米 知子
学長メッセージ
幸せに向かって:現代の食と
心理に迫る甲子園大学の教育戦略
幸せとは願いや期待が実現することです。現代社会は個人の願いに溢れており、大学は学生のそんな想いを実現する場であると同時に、現代人の多様な願いを叶える手段や技術を開発する役目をも背負っています。
甲子園大学は現代人の願いを食と心理の面から実現するために、令和5年に食創造学科を新設し、食のイノベーションを開始しています。栄養学科では食の足りた現代に栄養学に期待されている個人の自己実現の支援を目指し、美と健康やスポーツなどの視点を加味した独自のカリキュラムを創りました。現代応用心理学科では公認心理師の育成に加えて、ビジネスやファッションの心理、メディア心理、犯罪心理など、まさに現代社会を説明する心理学を進めています。
現代が求める食や心理を実現するための新しい評価手段も必要です。おいしさや心地よさなど快の感性を科学的に測る手法を開拓する感性評価センターを学内に開設して現代人の欲求と満足を解析しています。甲子園大学の教育は、未来に向けて確実に踏み出しています。
「好き」を「幸せ」に変える
人が幸せになる、そして、社会が幸せになる。そのためには、どうしたらよいのでしょうか。
一人ひとりの「好き」を尊重し、お互いへの「思いやり」を大切にすることです。
しかし、それだけでは足りません。
複雑な世の中では、「好き」や「思いやり」を、専門的そして多様にアプローチしていくことが必要です。
甲子園大学では「食」と「心」をテーマに企業、行政、学校、病院、福祉、スポーツなどの現場において未来を支え、創造するスペシャリストを育てます。
学生一人ひとりの「好き」を「幸せ」に変える甲子園大学は、人と社会の幸せの実現を目指します。

甲子園大学学長
伏木 亨
甲子園大学学長
伏木 亨