学生紹介2021.08.9

【学生紹介】中元 祥平さん(大学院心理学研究科臨床心理学コース博士前期課程2回生)を紹介します

私は大学院の臨床心理学コースで学んでいます。臨床心理学とは、生身の人間に直接関わる実践の学問であり、大学院では、臨床心理学的な支援や方法について学びを深めることができます。臨床心理士養成の第1種指定校として認定されている本コースでは、公認心理師や臨床心理士などの資格取得に必要なカリキュラムや多領域での実習の機会が豊富に設けられています。

これまで経験した実習の中でも、私は小学校で生徒のサポートを行った学校実習が強く印象に残っています。実習先で生徒と関わる際には、自分の関わり方やサポートの仕方に悩みました。相手に対して何ができるのか、自分は何を求められているのか、どのような関わりをすればよいのかを何度も考え、行動に移しては再度見つめ直す。それを繰り返していても自分は何ができているのだろうかと、もどかしく思うことも多いです。人と関わりながら自らを振り返るという「関与しながらの観察」の難しさ、大切さを感じています。大変なことも多いのですが、大学院の先生方や仲間と多くのことを議論し、共に話し合う中で学んでいけるので安心です。これからも私は、心理学とは何か、臨床心理学を用いてできることは何なのかなどの問いを大事にしながら大学院での実践と研究に取り組んでいこうと思っています。

臨床心理学を学び、これからの人生に活かしたい、心理専門職の資格を取りたいと思われている方は、本学の大学院心理学研究科を考えてみてはいかがでしょう。

皆さんにとって心理学とはどういったものでしょうか。意外と身近にあってとても気づきにくいですが、皆さんもきっと心理学に触れていると思いますよ。