教員紹介2020.05.25

【教員紹介】栄養学部フードデザイン学科 大橋哲也 学科主任からのメッセージ

フードデザイン学科は栄養士の資格取得をベースにしていますが、食に関係する様々な資格取得を目指せる教育やユニークな授業を行っています。例えば食の専門家である「フードスペシャリスト資格」を目指す授業では「おいしさ」や「食の楽しさ」や「おもてなし』について学びながら資格を取得します。 
「食と地域の実践演習」の授業はユニークです。まず、ダリアを大学の中庭に植え、育てて増えた球根を掘り出します。これは生産(1次産業)です。次にその球根をすりつぶして液状にし、精製した後に粉末化します。ダリアの球根には機能性成分が含まれていますので、出来上がった粉末は機能性粉末と言えます。この粉末を使って様々な食品を試作し商品開発を行います。これは加工(2次産業)です。最後に商品をパッケージに入れ流通させて販売することを想定します。これは流通・販売(3次産業)です。
生産(1次産業)×加工(2次産業)×流通・販売(3次産業)を同じ人や会社で行う事を「6次産業」と呼びます。これを経験した学生は、「食の6次産業化プロデューサー(食プロ)」の資格取得を目指すことができます。
「食品開発論・食品デザイナー論Ⅱ」の授業では様々な一流企業から、研究、商品開発、製造や販売に携わっている方々に経験を含めた講演をして頂きます。今年も6名のプロフェッショナルをお招きしますので貴重なお話を聞くことができます。
その他にも色々な実験、実習や研究があり、1年生から4年生まで楽しく学んでいます。
私は、大学教員になってまだ2年と数か月です。その前は食品素材のメーカーで研究開発、生産設備開発、特許申請や商品化など様々な仕事をして来ました。その経験を生かして社会に出て役に立つ実学的な教育に力をいれています。多くの学生が甲子園大学に集まり共に学びながら成長することを楽しみにしています。

発信部署:事務局