教員紹介2020.08.3

【教員を紹介します】栄養学部栄養学科の吉田徳之専任講師です

吉田 徳之(よしだ のりゆき)
栄養学部 栄養学科専任講師・博士(理学)
担当:生物学、生命科学、食資源生産学、生命倫理、外書講読、環境衛生学実験など

 私は理学研究科で生物学の基礎を修得しました。そこでは、生殖生物学に携わり卵細胞の研究を行いました。ヒトという個体を構成している多くの体細胞は、個体の死と共に消滅してしまいます。しかしその一方で、卵細胞や精子という生殖細胞の途切れない連続性によって、人類を含む多くの生物は世代交代や進化が担保されて現在に至っています。その魅力を感じながら研究を行ってきました。その後、医学部や薬学部などで、ヒトの病気に似た症状を示す動物を用いて研究し、さらに創薬的・臨床的研究へと研究分野を広げていきました。最近では、がんの有無や進行状態を示す目安となる生理学的な目印に関する研究をしていますが、栄養学の要素を取り入れて研究ができないか、検討しています。

 授業では、主に生物学を担当しています。そこでは、次の3つを目標に授業を行っています。
1. 専門科目の基礎となる生物学
2. 管理栄養士国家試験に合格するための基礎学力としての生物学
3. 生物学を通した、生きるための教育
3に関しては、アインシュタインの有名な次のことばがあります。
“Education is what remains after one has forgotten everything they learned in school.”
(教育とは、学校で学んだことを一切忘れてもなお、覚えているもの。)
 この意味するところに関しては、授業などで触れたいと思います。しかしまだまだ1と2のところで奮闘中で、学ぶことばかりで、修行中です。

 学生時代は、好きなことを一つでも多く作り、それに集中できる期間ができればいいのではないでしょうか。多くの面で学生の皆さんをサポートしたいと思いますので、気軽に声をかけて下さい!

発信部署:事務局