WHAT'S NEW

新年度を迎えましたが、なかなか「さぁ心機一転して新たなスタートを・・・」とは言えない幕開けとなりました。皆さんもご存じの通り、新型コロナウイルス（COVID-19）の感染が世界的規模となり、日本においての感染拡大も深刻な状況を呈してきています。
ところで、皆さんはこの事態をどのように認識し、春休みを過ごしたでしょう。自分の計画通りに物事が進まず不満を募らせた人、「私は罹らない」と、まだ他人事だった人もいるでしょう。
しかし状況は刻々と変化し、今や、「感染したら怖い！」ではなく、「（無症状でも）感染してるかもと想定して行動する」へと、意識転換が求められる段階に来ています。それは、無症状であるがための無自覚な行動が、実は感染拡大を招き、「重篤化リスクの高い人の命を奪う」ことに繋がりかねないからです。
大学で学ぶ皆さんは、‘なぜ’と問いを立て、‘どうしたら解に辿りつけるか’を考える方法を学んでいます。今こそその知識と知恵を用いてこの事態を真剣に考えてほしいのです。それにはまず相手（COVID-19）を知る（正確な知識）必要があります。そして、予測される影響（身近な人・地域社会・国・世界・人類レベル）について、想像力を働かせ類推し考えてみることです。また心理学部生ならではの視点で、今の状況下での自分や人の行動・心理状態についても考えてみてください。
本学は人の命（からだとこころ）を大切にする大学です。私たち一人ひとりの意識変革に伴う行動変容が、COVID-19終息のカギを握っています。大学生だからこその知恵をもって一緒にこの難局を乗り越え、新年度の締めくくりを笑顔で迎えられるようにしていきましょう。