WHAT'S NEW

「マーケティングと心理学」では、商品が生まれて消費者の手に渡るまでのプロセスに人や心の関与を見つけ、心理学をビジネスに生かす力を養います。この科目では、さまざまな企業の専門家（現役・OB）による特別講義として、研究開発・プロモーション・経営・社会貢献など企業活動の実際をご紹介いただきます。

今年度第２回の特別講義は、楠本景央先生を講師にお迎えしました。楠本先生は、日本毛織株式会社執行役員、同社衣料繊維事業本部管理部長であり、一般社団法人ニッケ教育研究所理事長も兼任されていらっしゃいます。

楠本先生には、今回「変化する時代を生き抜く　ビジネス戦略と心理的側面」と題し、ビジネス構築のためのマーケティング戦略、それに関わる顧客との関係性構築や顧客心理について、具体的な視点でわかりやすく講義していただきました。コンビニを例にとったビジネスの構造設計やコロナ禍における消費傾向の変化、マスメディアやパーソナルメディアが消費者心理に与える影響など身近で興味深い内容ばかりで、学生も熱心に講義に耳を傾けていました。また、変化する時代の中で「豊か」に生きるとはどういうことなのか、これからの企業のあり方や働き方、企業が求める「人財像」についてもお話していただきました。目的を明確にした上で自分自身の未来の姿を具体的にイメージすることの重要性、そして、それを実現するために今の自分に何ができるのか、何が必要かを考えるよいきっかけを頂いたと思います。

楠本先生、ありがとうございました。