お知らせ2019.12.23

【お知らせ】『食と医療』誌(秋・冬号)で栄養学部栄養学科/亀尾 聡美教授の研究が発表されました。

本学の亀尾 聡美教授(「社会・環境と健康」担当)を筆頭研究者とする研究チームが、この度、「メンタルヘルス不調・疲労と微量元素 夜間勤務における疲労と微量元素栄養との関連」と題する研究を、講談社ムックの『食と医療』誌(秋・冬号)に発表しました。

青少年や勤労世代にかけて大きな社会問題となっている「うつ病」、「メンタルヘルス不調」がありますが、その前段階と考えられる疲労と、栄養成分のうちの微量ミネラルのひとつである亜鉛に着目しました。夜間勤務時の疲労調査において、これらの測定を行った結果、疲労度の高い人は、血液中の亜鉛濃度が低いことを明らかにしました。そして、メンタルヘルス不調の予防のため、食生活の改善、すなわち、亜鉛欠乏の予防としての「亜鉛」(赤身肉、牡蠣、ヒマワリの種、ナッツ類などに多く含まれています)の食事からの摂取の重要性について提言しています。今後も、微量ミネラルとメンタルヘルス不調の関連の研究が更に必要であると考えられます。

 このように、本学栄養学科の研究は、食品を超えて広く社会問題の解決におよんでいます。

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発信部署:事務局