授業紹介2019.08.12

授業やゼミを紹介します。第25回目は「給食管理実習Ⅱ」です

給食管理実習Ⅱの担当は、栄養学部フードデザイン学科の松田仁専任講師で、同学科の3回生対象の大量調理実習です。また、この実習授業は、郊外実習に行くための事前教育や座学で学んだ給食管理論を実践する場でもあります。
給食でいちばん大切なことは、安全・安心な給食を届けること。そして、栄養バランスの優れた「食」を提供することです。この実習は、学生が考えた献立を協力して調理することで、実践的に給食管理を学ぼうというものです。
この日、3回生が作ったのは、自家製ロールパン、鶏肉のピカタのトマトソース添え、きゃべつとかぼちゃのサラダ~レモンドレッシング和え~、春のソイミルクスープ、二層のカルピスマンゴゼリー。合計で32食を作りました。この献立は全て手作りで、学生の愛情がたっぷりこもっています。素材の持つ味を生かし、スチームコンベクションオーブンでロールパンを焼き、ブラストチラーでゼリーを冷まし、和気あいあいとした雰囲気のなかで最後の盛り付けをして実習は終わりました。
調理後は、2回生の学生も合流して、試食会を実施。味、見た目、量などの喫食調査も行います。このような過程を通して、大量調理への理解が深まり、多くの発見や気づき、給食施設で働く栄養士にとって不可欠な責任感、コミュニケーション能力やチームワークの重要性などを楽しみながら身につけることができるのです。

発信部署:事務局