お知らせ2019.04.2

栄養学部の林晃之准教授らの研究成果が「Nature protocols」誌に掲載されました

本学栄養学部の林晃之准教授と、大阪府立大学の稲田のりこ准教授、新潟大学の福田七穂特任講師、東京大学の内山聖一助教のグループは、一つの細胞の中の温度の分布を可視化する「細胞内温度イメージング法」について、詳細な実験マニュアルを確立しました。本研究成果は、「Nature protocols」オンライン版で、日本時間の2019年3月23日午前1時に公開されました。
体調が悪いときにはまず体温を測ることからもわかるように、温度は生物の状態を知るうえで、もっとも重要な物理量です。がん細胞などの病態細胞は、一般的に代謝が高く、温度が高いといわれています。細胞の温度を測定し、解析する方法の確立は、病態細胞の仕組みの理解、検出、新規治療法の開発に寄与すると考えられます。
林准教授は「このプロトコール(実験マニュアル)が、国内外の多くの研究者に利用され、病態細胞に関する応用研究や生命科学全体の発展に貢献してくれることを願っています」と話しています。
*「Nature protocols」掲載の論文と、プレスリリース全文は以下のサイトをご参照ください。

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発信部署:事務局