学長ブログ2023.11.6

私たちはどのような大学を目指しているのか

どのような大学を目指すかは、大学の将来を議論するときに基本となるテーマであるがこれがなかなか難しい。
希望から現実へ繋がる道は必ずしも平坦ではない。
曲がりくねっていたり、峠の向こう側が見えないことも多い。
壮大な計画を立てるには時間もかかるが時間は待ってくれない。
予算がふんだんにあるわけでもない。
どうしても現実的、近視眼的にならざるを得ないのが口惜しい。

大学教育のイメージは教職員ごとに多種多様であろうが、私は、入学した学生に、
「自分の将来にどのような選択肢とそれに繋がる道があるのかをはっきり示すことが出来る大学教育」を目指したい。
目的がはっきりすれば、勉強にも本気になれるし視野も広くなる。
将来の自分の道を選ぶための知識や経験に肉付けをする授業とそれを補強する幅広い選択肢のある実習や課外活動。
学生が大人に向かう出発点として充実させたい。