学長ブログ2023.08.16
すみれ色の涙
宝塚の街にはすみれ色があふれている。
すみれ色は紫に似ているが、上品で大人っぽい青紫である。
スミレは宝塚歌劇のまさにシンボルフラワーでもあり、舞台衣装やホームページにもすみれ色が意識的に使われている。
我が甲子園大学では、すみれ色の紙袋にパンフレットなどを入れて、ご訪問いただいた方々にお渡しする。
オープンキャンパスなどでは、キャンパスの一角がすみれ色に染まる一瞬がある。
すみれ色は上品で大人の色合いだと言った。
古い話で恐縮だが、1980年代にヒットした岩崎宏美の「すみれ色の涙」は別れの歌である。
すみれ色には、幸せばかりではない複雑な愛憎も込められている。
大人っぽい青紫と表現されるのはその意味もあるように思う。
来校の機会があればぜひ、すみれ色の袋を持ち帰ってもらいたい。