教員紹介2020.10.20
【教員を紹介します】心理学部現代応用心理学科の真﨑由美子 准教授です
真﨑由美子(まさき ゆみこ) 心理学部准教授 修士(人間環境学) 臨床心理士・公認心理師 専門は臨床心理学、精神分析
授業は、臨床心理学概論、公認心理師の職責、心理学研究観察法・面接法などを担当
私は学生時代教育心理学を専攻し、大学院に入ってから、臨床心理学、精神分析学を、実践を積みながら再度本格的に学び始めました。学生時代は、たくさんの友達や個性的な研究仲間との出会いがあり、フロイトやクラインの読書会や勉強会で議論したりできたことなど、今振り返っても貴重な時間でした。自由に学び思考することはこんなにも楽しく奥深いものなのだ、という学びの魅力を、幸運にも学生時代に知ることができました。研究としては、普段からユーモアや笑いに関心があり、笑いの葛藤に関する研究を進めてきました。臨床心理学研究としては、精神分析的心理療法実践を専門に行っています。
授業は、主に臨床心理学や公認心理師関連科目を担当しています。私の授業では、学生さんの身近な関心、素朴な疑問を大事にして、心理学、臨床心理学の面白さ、奥深さを感じ取れるように、できるだけわかりやすく伝えることを心がけています。
臨床心理学は、人の話を聞く、話に耳を傾けるための学問です。ですから、講義中は私語をせず話を聞くこと、みなで討論するとき、質問者がいるときも、話している人の話に耳を傾け、聞くこと。これは基本でありますが、その聞く姿勢、人との縁を大事にする姿勢をしっかり身につけることを心がけて成長していってほしいと思っています。
学生時代には、お金では買えない自由な時間があります。私も各地を旅行したり異文化に触れたりする経験を多く積みましたが、経験は宝です。失敗して困ることも、何とかできてほっとすることも、様々な経験はきっとあなたの財産となることでしょう。ただ、時間がたくさんあるように今は思っていても、あっという間に過ぎ去ってしまいます。過ぎ去ってから思えば、学生時代もっと~しておけばよかった、という気持ちがやはりいくつもあるものです。
自分の貴重な時間をいかに使うか。色々と悩み、実践するのはやはり自分自身です。大学での出会いを大事にして、さまざまなことに関心をもって、好きなことに集中したり、あえて挑戦してみたり、どうぞ経験を積んでください。その中で、学生の皆さんをサポートしたいと思いますので、どうぞ気軽に声をかけて下さい。
発信部署:事務局