お知らせ2019.12.2

【お知らせ】株式会社アドムの代表取締役社長の加藤久和先生が「食品デザイナー論Ⅱ・食品開発論」で講義を行いました

あなたが考案した食品が商品化され店頭に並び、消費者に「食」の幸せを届ける――本学栄養学部はそんな夢を強力にサポートします。そのひとつとして、著名な食品企業の第一線で活躍する方々を招いて、食品開発の現場を紹介する「食品デザイナー論Ⅱ・食品開発論」という特別講義があります。

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第6回講演会は11月26日です。保育園の給食管理ソフトでシェア日本一の株式会社アドム(本社、愛知県津島市)の加藤久和・代表取締役社長をお招きして、PPモデルの活用について教えていただきました。PPモデルとはプリシード・プロシード(Precede—Proceed)モデルの略で,グリーンさんとクルーターさんによって開発された、望ましい健康行動を導くための介入プログラムだそうです。PPの話は少し難しいので、以下はアドムの取り組みについてお聞きしたことを書きますね。

アドムの作る給食管理ソフト「わんぱくランチ」には、アレルギーの三大原因物質の牛乳、卵、小麦粉を全く使わない献立がたくさん盛り込まれています。なかでも、和食には牛乳、卵、小麦粉が使われていません。和食で作る給食を「和給食」と名付け、和食に多くなりがちな塩分を美味しさが保てるギリギリまで下げたメニューを次々と開発しています。保育園の子供たちが和給食を食べ、将来、和食好きの若者に成長して日本の食文化を支えてくれるーー加藤先生はそれを期待していると力を込めて言われました。講演の後半は、学生からの質問や意見の時間でした。健康のことだけではなく、社会で出て壁に突き当たった時のことなど、たくさんのアドバイスをいただきました。

加藤先生、ありがとうございました。教えていただいたことを将来役立てたいです。

発信部署:事務局