お知らせ2019.11.26

【お知らせ】 栄養学部栄養学科の末武勲教授の論文が、日本分子生物学会で公表されました

栄養学部栄養学科の末武教授(博士:理学)は、甲子園大学では生化学(生化学、生化学実験)を担当しています。また、エピジェネティクス(DNAの配列変化によらない遺伝子発現を制御・伝達するシステムおよびその学術分野)の研究を行っています。この度、日本分子生物学会で公表された論文については、末武教授から以下の通りのコメントをいただきました。

「DNAの配列によって遺伝が行われているのは、よく知られています。近年、必ずしも、DNA配列だけでなく、DNA上の化学修飾(メチル化)によっても、遺伝子発現調節などが行われることが明らかになってきました。この修飾は、癌などの疾患に関連するとの報告があり、生理的に重要です。しかし、その制御の詳細な反応については明らかになっておらず、その解明が待たれています。
本論文では、ゲノム上のDNAメチル化模様を維持する酵素、Dnmt1、の活性について研究し、他因子による活性促進において新規な性質を報告し、エピジェネティックな制御の理解を一歩深めました。」

このように、研究成果を論文として公表するということは、公表することによって研究の存在を明示化するとともに、研究の存在意義を広く知らしめて、多くの研究者がその研究に関心をもってもらうように働きかけることにつながります。

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発信部署:事務局