WHAT'S NEW2018.12.19

近畿中央ヤクルト販売の村上昌子さんが「フードスペシャリスト論Ⅱ・食品開発論」で講義を行いました

あなたが考案した食品が商品化され店頭に並び、消費者に「食」の幸せを届ける――本学栄養学部はそんな夢を強力にサポートします。そのひとつとして、著名な食品企業の第一線で活躍する方々を招いて、食品開発の現場を紹介する「フードスペシャリスト論Ⅱ・食品開発論」という特別講義があります。
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第6回講演会は12月19日です。80年も私たちの健康を支えている乳酸菌飲料ヤクルトを販売している近畿中央ヤクルト販売より、業務部広報課の村上昌子先生をお招きしました。腸内細菌の優れた働きや腸内フローラ(腸内細菌の様相)のバランスの重要性について分かりやすく、詳しく教えていただきました。
私たちの腸内には100兆個もの細菌がいて、病原菌の排除や免疫力の強化など体の健康を守るさまざまな働きをしてくれています。乳酸菌シロタ株は生きて腸まで届き、腸内フローラのバランスを改善します。バランスが良くなれば、健康につながり良いウンチが出ます。
乳酸菌シロタ株が免疫力を活性化するメカニズムも明らかになり、医療分野でもヤクルトの乳酸菌が活躍していることを知りました。がんの手術の2週間前から手術後まで患者さんに乳酸菌飲料を飲ませることで、術後の感染症を減らせるそうです。また、驚いたのは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)で行っている実験。宇宙に長期間滞在する飛行士の免疫力の低下を防ぐため、ヤクルトの乳酸菌入りのカプセルを飲んで免疫力を高めることを実験しているとのことでした。
「ヤクルト400」を提供していただき、腸内フローラを改善しながら学ぶことが出来ました。

発信部署:事務局