お知らせ2017.08.16

授業やゼミを紹介します。第2回目は「心理表現療法」です

「心理表現療法」は、心理学部の青柳寛之准教授が担当しています。カウンセリングでは言葉によって自らを「語る」ことが多いのですが、自分を表現し伝達する方法は「語り」だけではありません。絵画や音楽などの「芸術」的手法も、カウンセリングではよく用いられます。これを「芸術療法」、「表現療法」と呼びます。

この授業では、表現療法のさまざまな手法を、実際にそれを体験しながら学びます。具体的には、MSSM(交互ぐるぐる描き投影・物語統合法)、風景構成法、コラージュ療法、箱庭療法、音楽療法、ダンス療法、回想法などを取り上げています。少々難しく聞こえるかもしれませんが、教員と学生とが和気あいあいと授業を進めています。

8月2日には「粘土を用いたファンタジーグループ」を行いました。学生各々が粘土で作ったものを、グループ全体でひとつの作品にしていきます。はじめは固さがみられますが、グループとして動き出すと、次々に作りたいものが浮かんできます。また、「粘土」には重さや手応えがあるという、素材としての特徴があり、それを体験するのもひとつの目的です。

発信部署:現代応用心理学科