授業紹介2025.07.10

マーケティングと心理学/ビジネス心理学 第1回特別講義 『変化する時代を生き抜く マーケティング戦略と心理的側面』を実施しました。

「マーケティングと心理学/ビジネス心理学」では、商品が生まれて消費者の手に渡るまでのプロセスに人や心の関与を見つけ、心理学をビジネスに生かす力を養います。この科目では、さまざまな企業の専門家(現役・OB)による特別講義として、研究開発・プロモーション・経営・社会貢献など企業活動の実際をご紹介いただきます。

 

今年度第1回の特別講義は、楠本景央先生を講師にお迎えしました。日本毛織株式会社衣料繊維事業本部参与であり、一般社団法人ニッケ教育研究所理事長も兼任されていらっしゃいます。「事業の成長には変化するビジネス環境に併せてビジネスプロセスや組織運営を変化させていくことが必要」との信念のもと、数々の大企業において、環境変化を捉え、先を見据えた事業変革を推進なさってこられました。

近年、AIの発達、SDGsなどの取り組みにより、企業には社会の動きを的確に捉え、事業戦略を変化させていくことがより一層求められています。

楠本先生には、時代によるマーケティング戦略の変化についてご講義の後、グループワークを指揮していただきました。学生へは、事前課題として5社(末尾へ会社名を記載)から1社を選択し、企業の経営理念や顧客へのアプローチについてのワークシートに取り組み、当日は、グループワークでの情報共有をした後、発表を行いました。

楠本先生からは、発表内容に対し丁寧なフィードバックをいただき、更に新たな質問も投げかけられる中で、学生たちが積極的に思考し、考えをアウトプットする姿がとても印象的でした。

グループワークの総括として、企業が誇る技術とそれらを社会のニーズに合わせてどう活用するのか「NIKKE1896」を具体事例として挙げていただき、その事業戦略、背景となる現代の事業環境についても講義していただきました。

 

社会ニーズ、消費者ニーズはどのようなものなのか、AI時代のマーケティングにおいて、人間の心理や感情についての理解が如何に重要であるのか。

現代社会における企業のリアルな取り組みをお話いただくことで、学生は、企業、そして消費者について深く学ぶことができたようです。

楠本先生、本当にありがとうございました。

 

◇事前課題の5社の会社名

・トヨタ自動車株式会社

・株式会社ファーストリテイリング

・株式会社良品計画

・カルビー株式会社

・ハウス食品株式会社

 

 

発信部署:事務局