お知らせ2025.01.18
甲子園大学での震災の記憶をつなぐ取り組み
今年は阪神淡路大震災の発災から30年目の節目の年になります。
甲子園大学でも昨年から震災の記憶をつなぐ取り組みをしております。
昨年11月5日(火)には、食創造学科1回生と2回生、30名が阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センターを見学しました。
館内で阪神・淡路大震災の映像や防災教育映像を視聴し、災害時に多くの人々が協力する重要性を実感しました。
また、震災体験者の方から体験談を伺い、過去の災害の歴史を知り、様々な自然災害に備える正しい知識を身につけることができました。
1月16日(木)には、栄養学科の1回生(震災の10年後に生まれた学生が主)を対象に、阪神・淡路大震災の報道資料、南海トラフ巨大地震発災のシミュレーション動画などを視聴する機会を持ちました。
災害時の3の法則、食料品の備蓄など、管理栄養士・栄養士として「いのちを守る」意識について確認し、ハザードマップなどの情報収集や連絡方法の確認といった事前の心構えと、水や食品、防災グッズを備える具体的な行動との両面から災害への備えを考えました。
1月17日(金)には、栄養学科で教職科目を履修する2回生がNHK連続テレビ小説「おむすび」を題材として被災者の栄養管理について意見交換を行いました。
学生たちからは、管理栄養士や栄養教諭といった将来就くべき立場の下で何を行うべきであるかということについて様々な意見が出されました。
また、昨年12月19日(木)甲子園学院中学校の大学見学の際には、「防災食育」の一環として、新聞紙で非常時用のスリッパを作れることなどを体験してもらいました。
宝塚市立男女共同参画センター・エルでは、<阪神・淡路大震災から30年のつどい>として、1月31日(金)まで、みなさんからのメッセージが展示されています。
また、兵庫県の阪神・淡路大震災30年記念事業では、「おいしいごはんを食べよう県民運動」の一環として、2月15日(土)に、食と栄養に関連するパネルディスカッションも企画されています。
発信部署:事務局