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発達・臨床心理センターでは、例年学外の著名な講師を招いて、心理臨床セミナーを開催しています。
去る10月6日（日）に宝塚東公民館において、第17回のセミナーを実施しました。
今年度は講師として、立命館大学総合心理学部教授の岩壁茂先生をお招きしました。
岩壁先生は、The Society for Exploration of Psychotherapy Integration理事長、 The society for Psychotherapy Research理事長を務められるなど、国際的にご活躍の先生です。
セミナーでは、発達・臨床心理センター長の東斉彰教授の開会あいさつの後、第一部として岩壁先生に「エモーション・フォーカスト・セラピー入門」のご講義を、第二部として本学大学院修了生の松延優善氏の事例提供に対してコメントをいただき、その後参加者を交えて討論を行いました。

参加者は本学大学院生、研究生、外部の専門家を含め55名で、感情の探索と介入という心理療法の本質を突いた講演と、難事例の提供への多角的な討論が行われ、会場は熱気に包まれました。
閉会の後も、多くの参加者から「とてもよい研修会だった」との感想があり、講師の岩壁先生からも「長年にわたって優秀な臨床家を育てておられる」とありがたい言葉をいただきました。

今後も、本学大学院生の学修の発展、および学外の専門家への良質な知識の提供のために本セミナーを続けていく予定です。